泉質名のつけかた

療養泉には泉質名がつきます。入湯温泉中での温泉成分ベスト5、 pH値のベスト5とあわせてご覧ください。

@単純温泉
  泉温が25℃以上で溶存物質が1000r未満の場合
  pH値が8.5以上あるものをアルカリ性単純温泉といいます。



A塩類泉
  溶存物質総量(ガス性はのぞく)1000r以上のもので、陰イオンの主成分により
  より分類する。主成分はミリバル値が大きいもの


 炭酸水素塩泉 
  カルシウム(・マグネシウム)−炭酸水素塩泉 重炭酸土類泉
    口に含むとやや苦味、湯の色は黄褐色系である。

  ナトリウムー炭酸水素塩泉 重曹泉
    
腐植物を含むと黒褐色を帯びる。アルカリ性で肌がツルツルに成る
     

 塩化物泉 
  ナトリウムー塩化物泉 食塩泉   
    食塩を析出し、よく温まる。「熱の湯」といわれ、弱食塩泉は無色透明
    強食塩泉は青緑あるいは黄緑色をおびることがある。

  カルシウムー塩化物泉もある

 硫酸塩泉
  ナトリウムー硫酸塩泉 芒硝泉
    硫酸ナトリウムを析出する。無色透明ですが、うすい褐色をおびることがある。

  カルシウムー硫酸塩泉 石膏泉   
    鎮静効果があり、「傷の湯」とされる。石膏分が粒子状になり多く含まれると白濁する
    
  マグネシウムー硫酸塩 正苦味泉
    鎮静効果があるが、日本では少ない。

  アルミニウムー硫酸塩泉 明礬泉
    収敏作用があり、水虫や湿疹など慢性皮膚病にきく。薄い青白色である。
    含アルミニウム泉である。




B特殊成分を含む療養泉〜溶存物質総量は1000r/s未満です

  下記の成分は溶存物質総量1000r/s以上の温泉にもふくまれるため、例えば「硫黄泉」
  「鉄泉」として表示されたり、分類されるときもあります。
   この規定でいうところの真の「鉄泉」・・すくないですね。
    (2007.12.3)

 

  二酸化炭素泉
    単純二酸化炭酸泉 単純炭酸泉
      遊離二酸化炭素1000r以上含み、入浴するとからだに炭酸ガスの泡がつく。
      大半は泉温が低い。「心臓の湯」といわれ、心臓に負担をかけず、血圧を下げる



  含鉄泉  
    鉄『U』ー炭酸水素塩泉 炭酸鉄泉 
      鉄イオンの総量が20r以上ふくまれ、貧血症に効果がある。沸出時は無色だが鉄
      分が空気にふれ, 酸化すると赤褐色になる。
 
    鉄『U』−硫酸塩泉 緑ばん泉
      上記と同じで、色は湯ふねでは淡い緑色である。





  硫黄泉〜硫黄泉とは硫化水素イオン・チオ硫酸イオン・遊離硫化水素の硫黄元素の合計で規
        定されてます。
         1r/s以上で温泉法上の温泉です。2r/s以上で療養泉・・硫黄泉といえます。
         塩類泉でこの成分を2r以上ふくんでますと「含硫黄ー」となります。

         総硫黄とは硫黄元素の合計です

      
    硫黄泉  硫黄泉
      総硫黄2r以上で、硫化水素ふくまない。硫黄分は皮膚に薄い膜を作り、紫外線か
      らまもる。湯船に白い湯の華、湯は白濁する。
     

    硫黄泉(硫化水素型) 硫化水素泉
      硫化水素を含む。無色透明だが他の成分により、色も変化する。ぜんそく・気管支炎
      によい。泉質名のつけ方は硫黄泉のあとに「硫化水素型」とつけます
       参照ください→遊離硫化水素の多い温泉

        大分県 寒の地獄旅館単純硫化水素泉と表示されれます)

             硫化水素イオン   含まず
             チオ硫酸イオン   含まず
             遊離硫化水素    2.838r×0.941=2.670 療養泉の2r/s以上です

             溶存物質総量395.33r/sであり1000r/s未満ですので
             硫黄泉「硫化水素型」となります

    しかし溶存物質総量1000r/sでも「硫黄泉」の規定にあてはまる温泉はあります。 

        和歌山県 湯の峰温泉くすり湯では
            溶存物質総量1000r/s以上ですので、分類は塩類泉となり
            「含硫黄・ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉」という泉質名ですが、硫黄泉
            ともいえます。硫黄泉としては下記の計算でみます。 
         
             硫化水素イオン 2.8r×0.970=2.716  
             チオ硫酸イオン 2r×0.267=0.534 
             遊離硫化水素  0.5r×0.941=0.4705  合計 3.726r     




  酸性泉
    酸性泉 酸性泉
      水素イオン1r以上含み、収敏作用があり、殺菌効果がある。



  放射能泉
    
放射能泉 放射能泉
      ラドンをふくむ。鎮静作用


    

 ※ 新旧泉質対照表(環境省より)   環境省


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2005.11−2009.4.10更新